この度、研究用全自動高感度免疫測定装置 HI-1000 の測定項目として、
NY-ESO-1抗体, XAGE1抗体 が新たに加わりました。
近年、がん免疫療法は多くのがん種の標準治療として開発が進んでおり、とくに免疫チェックポイント療法は多くのがん種へ適応が拡大しています。
しかし、がん種によっては免疫チェックポイント阻害薬(ICI, immune-checkpoint inhibitor)の効果は限定的で効果予測が困難であること、免疫チェックポイント療法は高額な治療であることが、世界中で医学的かつ社会的に解決すべき喫緊の課題となっています。
川崎医科大学(免疫腫瘍学および呼吸器内科学)では進行期・非小細胞肺がん患者において、血清NY-ESO-1抗体と血清XAGE1抗体が、ICI単剤治療の効果と予後を予測する有力なバイオマーカーであることを発見し、これら2種類の血清抗体の測定法を開発しました。(当社HPより引用)
当社では、これら免疫チェックポイント療法の効果予測バイオマーカーを実地医療で応用できるように、血清および血漿を用いて、NY-ESO-1抗体とXAGE1抗体を全自動で簡便かつ迅速に測定する方法を開発し、本2項目を受託測定サービスとして提供開始することをお知らせいたします。